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持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)

 

PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい、Persistent Postural-Perceptual Dizziness)は、長期間にわたり持続するめまいやふらつきを特徴とする慢性のめまい疾患です。この症状は特に、姿勢の変化や視覚的刺激に対して敏感に反応することが特徴で、日常生活の様々な場面でバランス感覚に悪影響を及ぼします。PPPDの症状は通常、急性のめまい発作やバランス障害、心理的ストレスなどが引き金となり、その後に持続的な不安定感やふわふわした感じが残ることが多いです。

主な症状

  • 持続的なふらつきや不安定感(数ヶ月以上続くことが多い)
  • 立っているときや歩いているときに症状が悪化
  • 動いていない時でもふわふわ感や浮遊感が持続
  • 視覚的な刺激(人混み、モニターなど)でめまいが増強
  • 不安や集中力の低下が伴うこともある

発症の原因

PPPDは、急性のめまいやバランス障害を引き起こす病気(前庭神経炎、メニエール病、突発性難聴など)や外傷、ストレス、過度の疲労などを契機に発症します。これらの初期の問題が解消されても、PPPDの症状は長期間残る場合があります。また、心理的要因が症状の持続に関与することもあります。PPPDの診断には、他のめまいの原因となる疾患を除外することが重要です。耳鼻咽喉科や神経科などでの詳細な検査や問診が行われ、症状の持続期間や特徴に基づいて診断されます。

当院における治療

当院では前庭リハビリテーション(バランス訓練や姿勢制御を強化する運動療法)や薬物療法(抗うつ薬等)を行い治療します。

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