メニュー

統合失調症

統合失調症は、現実と自分の考えや感情の区別が難しくなる精神疾患です。統合失調症の原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。遺伝的要因:家族に統合失調症の患者がいる場合、発症リスクが高まります。生物学的要因:脳の構造や機能の異常、神経伝達物質(特にドーパミンやグルタミン酸)のバランスの乱れが関与しています。環境的要因:ストレス、薬物乱用、出生前の感染症や栄養不足などが発症に影響を与えることがあります。

症状

統合失調症の症状は大きく分けて下記3つに分類されます

    1. 陽性症状:現実に存在しないものを感じたり、考えたりする症状です。

      • 幻覚:通常は幻聴(聞こえない声が聞こえる)が多いですが、幻視(見えないものが見える)なども含まれます。
      • 妄想:他人が自分を害しようとしている、特別な能力があると思い込むなど、現実と異なる強い信念。
    2. 陰性症状:通常の感情や行動が減少する症状です。

      • 感情の平板化:感情が乏しくなる、喜びや悲しみを感じにくくなる。
      • 意欲の低下:日常的な活動に対する興味や意欲が減少する。
    3. 認知症状:思考や情報処理の能力が影響を受ける症状です。

      • 注意力の低下:集中力が続かない。
      • 記憶力の低下:特に短期記憶に問題が出ることが多い。
      • 計画や組織化の困難:目標に向かって行動を組み立てるのが難しくなる。

治療について

症状などをよく聞き、それぞれの方にあった治療を最優先いたします。基本的な診療方針については診療方針(心療内科・精神科)をご参照ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME