気管支喘息
気管支喘息は、気道(空気の通り道)に慢性的な炎症が起こり、咳や息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという音)を繰り返す病気です。小児から成人まで幅広い年代に見られ、日本では数百万人が治療を受けています。
主な症状
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発作性の咳(特に夜間や明け方に出やすい)
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息苦しさ・呼吸困難
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喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音)
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胸の圧迫感
これらの症状は、季節の変わり目や風邪、運動、ダニ・ホコリ・花粉などのアレルゲン、さらにはストレスによって悪化することがあります。
喘息の原因
喘息は「気道の慢性炎症」が背景にあり、気道が常に過敏な状態になっています。そのため、少しの刺激でも気道が狭くなり、発作が起こります。アレルギー体質の方に多く見られますが、非アレルギー性の喘息も存在します。
治療について
気管支喘息は、適切な治療により症状をコントロールできる病気です。
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吸入ステロイド薬:気道の炎症を抑える最も重要な治療薬
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気管支拡張薬:急な発作を和らげる薬
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アレルギー対策:ダニ・ホコリ・花粉などの環境整備
定期的に治療を続けることで、発作を防ぎ、安心して日常生活を送ることが可能になります。